信長は地上6階地下1階、30m超の高層天守で実際に生活していたらしく、天守が城主実生活の場になったのは当時ではかなり珍しい事だったそうです。
また、城内に堂塔伽藍の本格的な寺院設備が備えられているのも他に例がないそうです。
戦時にのみ立て籠る軍事性重視の要塞ではなく、為政者の施政を知らしめる政治性重視の宮殿、だったとみえますね。
信長の威光を示すような総石垣は壮大で目を奪われますが、大手門跡から広い路が真っ直ぐ長く城中に続いているところからしても防御力を重視したようには見えません。天下布武完遂を前提とした信長の自信満々palace。
1982年、安土城400年祭を訪れた際には自由に城跡へ入れたのですが、今は入山料(大人700円小人200円)が必要です