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満月星座の冬夜空を眺め思うヒトは意味を求める動物

事物はただそこにあるに過ぎない。
本来それ以外に意味はない。
しかしヒトはそれに意味を見つけ出さずにはいられない生物のようだ。
星の羅列に過ぎない配列に星座を見出そうとするところなどはその好事例。
そしてヒトは本来大した意味のない自身の生きる意味をも見出したがる。
しかし、その性癖がヒトを苦しめもする。

寒い冬の夜、空を見上げると、満月が美しく心打たれた。
そして月の近くにオリオン座が観えた。
本来月も、星座を構成する星々も、そこに存在するだけ、のはず。
しかし、月に祈りもするし、、
ただの星の羅列に星座を見いだし、その形の他には見えないようになってしまう。
オリオン座に至っては、どうしてもその形に観えてしまいただの星の羅列に観る方が難しい。

さて、星座くらいなら人生に深刻な被害を与えることは無さそうだが、
人生に意味を見出そうともがくとこれはかなりしんどいことになりそう。
本来、人の一生には、生まれ子孫を残しそして死んでゆく、の他に大した意味は無いのだから。
自分の人生に意味が無い真実と向き合うのは恐ろしい。
だからもがくのだが、もがいた挙句仮想の意味を見つけられなければかなり苦しむことになる。
その苦しみに耐えきれず人生から退場するヒトも多い。
意味を見つけるから人生は楽しいのだけれど、意味を求める性癖は苦しみも生み出すんだね。
書いた人 こじか | comments(1) | trackbacks(0) |




コメント

宇宙の存在が、永遠に近い期間が経てば、
人類もまたいつかの時代には滅びるのではないでしょうか?
猿が文字をランダムに並べれば、ホメロスの詩を作ることがあるように。

滅びた後も、長期間が経てばまた、生命が発生することもあるでしょう。
しかし、滅びる人類が子孫を残すことに意味はあるのでしょうか?
(無いこともないでしょうが)
56ef | 2025/12/06 9:31 AM


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