真実は藪の中、の語源は芥川小説の「薮の中」にあるとの事。
この話は古典の今昔物語集から翻案取りされた翻案小説で、旅の途中の大江山で盗賊に襲われ夫は縛られ妻が犯された話が確かに今昔物語集内にある。
淡々と事実を語ったような今昔物語を下敷きに、被害者と加害者、そして女、それぞれに語らせる事で、実情をどうにでも想像させる、陰惨で秀逸なミステリーに仕立て上げたのはさすが文豪。幼時に初めてこれを読んだ際には震え上がったよ。僕の場合は、女子こわっ!だった^_^
今昔物語集には一般受けしそうな下世話でわかりやすい話も多く、えっちい話も幾つかある。
ラジオ番組で紹介されていたのは、「女にムチで打たれ続け、それもだんだんそれなりに良くなってきて、、」って、SMやん笑
そういえば、芥川「薮の中」も作品集の表題作「羅生門」の名で映画化されていたけれど、ちょっとえっちいシーンあったかな、、