日本人の非喜劇区分の印象とは違うだろうけれど、
結婚とか大団円のハッピーエンドは喜劇。
死とか失踪のバッドエンドは悲劇。
だからシェィクスピアのロミオとジュリエットは喜劇即悲劇の名作、だとか。
そして、主要登場人物全て全滅そして誰もいなくなったのリア王は悲劇中の悲劇の名作、だとか。
日本人の感覚では、喜劇といえばドリフみたいなドタバタのコメディを想像するんだけれど、
ギリシア喜劇なんかでいう喜劇ってのとは意味合いが違うね。
シェィクスピアでいうと、夏の夜の夢とかヴェニスの商人なんかは喜劇なんだけれど、ドリフコメディとは全然違うでしょ?
傾向として、悲劇の主人公は貴人が多く、身分高い者が何もかも命さえも失うような流れになりがちで、
喜劇の主人公は庶民が多く、愚かさから紆余曲折しながらも和解や結婚なんかの大団円に至る流れになりがちかな、と。
ラジオNHK第二のカルチャーラジオで放送されていた。