光源氏は位人心を極め、美形モテ男の栄耀栄華のパリピ、のイメージを持たれる事が多かろうが、、
源氏物語本編(宇治十帖を除く)最終巻の若菜の巻まで読めば、
そのイメージは覆るかもしれないよ。
ラジオNHK第二で長く放送された源氏物語の紹介を聴いた。
源氏物語の著者紫式部は、単にパリピのゴージャス人生をキラキラ記したわけではなく、
若菜の巻まで読めば、位人心を極めたスーパースターもいずれは斜陽を味わうような、
諸行無常とか、悲哀とか、当人の思わぬところで当人の運命が変わる理不尽とか、
そんなウェットで重厚な物語が綴られているのが、切々と語られていた。