幼い頃、今は亡き伯父に、いとこさんと琵琶北湖のほとりへ連れて行ってもらった。
ここに集落が沈んでいると聞き、湖底にそれらしい飛石が敷かれているのを見て驚いた記憶がある。
それから数十年後、湖底に沈んだといわれる阿曽津千軒の話を知った。
今の長浜市木之本町の琵琶湖畔。ああここだね。
湖底から食器などが発見され、米輸送で栄えた集落の存在を裏付けてるとか。
あの石畳を目の当たりにすれば湖底に何か沈んでる、とは誰でも思うだろうて^_^
伯父によれば、金貸し婆さんを集団で簀巻きにして沈めたら村が沈んだ、との伝説。
その後得た情報もそんな話だった。
加害者側の村人が沈没から逃げてそれぞれ住み着いた村には、「野」の字が付いてるとも。
これも後日情報とそんなに違わない。
いいことを教えてもらった。伯父立派!
さて、湖底の有様もかつての集落を偲ばせるけれど、もう一つ。
すぐ近くの湖畔に有漏神社がある。
湖にかなり迫った所に鳥居があり、かつては船でなければ参拝できなかったとも。
陸側からは見えにくくなっており、ネット上で「隠れ神社」なんて紹介されてたり。