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鉄銭鉄貨 古代ギリシアから中国宋、近代ドイツまで

武器なら鉄>銅、銭なら鉄<銅
スパルタ人民は鉄棒を低額貨幣として使い、貴金属は国が独占していたとかお金
宋代中国、京幾では銅銭を使わせ辺境の四川や陝西では鉄銭を流通させる施策が採られていたとか。隣国遼・西夏への銅流出を避けるためなのだろうけれど、地方切り捨て型の政治だよね。
日本では寛永通宝(銭方平次が投げるコイン)の鉄版が発行されたし、一次大戦後のドイツでは物資不足打開のため鉄や亜鉛のペニヒ硬貨が発行されたと。

いずれの施策にも共通している思想は、「貨幣材料として鉄は銅に劣る」だね。銅が足りないから低額貨幣を鉄に、がパターン。
武器材料として銅より好まれる鉄は、銭貨材料としては銅未満なんだね。
錆びるしね。錆びにくい金銀が財宝として好まれたのに通じる理屈。
書いた人 こじか | comments(0) | trackbacks(0) |



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